研究課題
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ミトコンドリアNADH-ユビキノン酸化還元酵素(複合体-I)は、細胞のエネルギー代謝において重要な役割を担う呼吸鎖酵素であり、45の異なるサブユニットで構成される膜タンパク質である。本酵素の基礎研究の進展は、パーキンソン病等の複合体-Iの機能傷害に起因する疾患のメカニズムの解明や、合成農薬や抗寄生虫薬のターゲットとしての応用が期待される。本研究において代表者らは、特異的阻害剤であるキナゾリンを用いた光親和性標識実験により、膜ドメイン(ND1)と親水性ドメイン(49kDa)との接触点に阻害剤結合部位が存在し、本領域が両ドメインの相互作用において重要な機能を果たしていることを明らかにした。
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Biochemistry 49
ページ: 4794-4803
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Biophys.Acta (Bioenergetics) 1787
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http://www.biofunc-chem.kais.kyoto-u.ac.jp/