研究課題/領域番号 |
21H00763
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分07100:会計学関連
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研究機関 | 大阪経済大学 |
研究代表者 |
浅田 拓史 大阪経済大学, 情報社会学部, 教授 (30580823)
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研究分担者 |
上總 康行 福井県立大学, 地域経済研究所, 客員研究員 (20121494)
吉川 晃史 関西学院大学, 商学部, 教授 (20612930)
足立 洋 県立広島大学, 地域創生学部, 准教授 (60585553)
篠原 巨司馬 福岡大学, 商学部, 教授 (90580168)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | マネジメント・コントロール / コントロール・システム / 補完性 / 創造性 / 自律的動機づけ / 自律創造型コントロール |
研究成果の概要 |
コントロール・システムの機能性としての従業員の創造性に着目し、従業員の創造性の発揮を可能にするコントロールシステムのあり方について、理論的検討を行った。創造性を問題のタイプおよび関与のドライバーの観点から6つのタイプに分類し、それぞれのタイプの創造性を可能にするコントロール要素の関係について、理論的に明らかにしている。加えて、これらについて、企業の事例を用いて検討することを通じて、文化コントロールや能力コントロールといったコントロール要素それ自体が、このようなコントロールのタイプ間の移動を引き起こすことを示した。
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自由記述の分野 |
管理会計
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
従来は組織のコントロールは、金銭的報酬などによる動機づけを基礎として行われてきたが、このようなコントロールは従業員の創造性に必ずしも有効ではないとの知見が示されてきた。本研究では、創造性のタイプを複数に分類することを通じて、それぞれのタイプに応じて適切なコントロールのあり方を明らかにしている。さらに、この適切なコントロールのあり方は、複数の要素の組み合わせによって達成される。これはこれらの要素間において互いに補完し合う関係性があるからである。ただし、このようなコントロールの実行は、それ自体が創造性のタイプを変化させてしまう側面もあることが明らかとなっている。
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