研究課題
基盤研究(B)
マイクロ流体デバイスにより単分散水ガラス液滴を生成し、エタノールと反応させることにより、シリカ粒子が凝集した単分散球状粒子が連続的に合成できることを示した。また市販の単分散PMMA粒子を用いることにより、PMMA粒子を内包したエラストマー粒子を作製できた。この粒子は紫外線の最長波長である約400 nmにブロードな反射ピークを示すことが確認され、紫外線遮蔽剤への応用の可能性が示唆された。
材料工学
本研究は、従来の紫外線吸収ではなく、コロイド結晶やコロイドアモルファスといったコロイド粒子の周期配列に基づく紫外線の反射や散乱による、フリーラジカルが発生しない安心・安全な紫外線遮蔽方法の可能性を示した。またマイクロ流体デバイスを用いてシリカ粒子が集積した球状粒子を短時間で効率よく連続的に合成できることを見出し、マイクロ化学プロセスの有用性を示した。