ゴムフィルム上にマイクロメートルサイズの固体微粒子を置き、その界面で形成されるゴムのメニスカスおよび微粒子の沈降挙動を解析することによって、粘着機構に関して次のことがわかった。1.自発的なメニスカス形成が粘着発現の最重要因子でないかもしれないが、おそらく関係はしている、2.ゴムの粘弾性的性質は重要(粘度、変形速度等)、3.タッキファイヤ添加系では、自発的なぬれ(メニスカス形成・粒子沈降)を促進せず、外部からの負荷によりゴム表面を変形させることがタックの発現に重要、4.タッキファイヤ添加系では表面層および相分離構造の形成が関係している(少なくともマトリックスは柔らかいままである必要)
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