研究課題
基盤研究(B)
イオン伝導度の高い材料は電池のエネルギー効率を向上させるため、エネルギー問題の解決に大きく貢献する。光共振器の中では、分子の分子振動と光が強く相互作用した振動強結合と呼ばれる状態になり、分子の物性が変化する。本研究では、プロトン伝導性、リチウム伝導性を有する柔粘性結晶を光共振器に導入することで振動強結合の状態にし、イオン伝導度の向上を図った。振動強結合の状態でインピーダンス測定を行い、振動強結合によるイオン伝導度の変化を評価した。
光化学
イオン伝導体の進歩はエネルギー効率を向上させるため、携帯電子機器、電気自動車などのバッテリーの長寿命化に繋がる。このような観点からイオン伝導体の性能向上が求められている。本研究は、光共振器を用いることで、固体イオン伝導体の性能を変化させる方法を提案しており、エネルギー問題の解決に繋がる研究である。