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2023 年度 研究成果報告書

汎用性高分子材料に対する結晶性セロオリゴ糖集合体の複合化と機能発現

研究課題

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研究課題/領域番号 21H01996
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分35020:高分子材料関連
研究機関東京工業大学

研究代表者

芹澤 武  東京工業大学, 物質理工学院, 教授 (30284904)

研究分担者 澤田 敏樹  東京工業大学, 物質理工学院, 准教授 (20581078)
研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワードセルロース / 酵素合成 / 自己集合 / 汎用性高分子材料 / 結晶性集合体
研究成果の概要

水中で自発的に進行する分子の自己集合は、低エネルギーかつ環境低付加な材料創成手法として有用である。本研究では、酵素反応で容易に合成可能なセルロースのオリゴマー(セロオリゴ糖)あるいはその片末端に機能基をもつ誘導体からなる結晶性集合体に着目し、濾紙や不織布などの様々な汎用性高分子材料に対して自己集合過程をもとにそれら集合体を複合化した後、得られた複合化材料の構造、物性、機能の評価と制御を通じて、本集合体の機能性複合化素材としての潜在的な利用価値を開拓した。

自由記述の分野

生体関連高分子材料

研究成果の学術的意義や社会的意義

濾紙や不織布などの汎用性材料を構成する繊維の表面に、安定性、力学物性、生体適合性などに優れるナノサイズの結晶性集合体を非共有結合で複合化し、それら材料の実質的な表面積を増大させながら高度な機能を簡便かつ安定に付与する点に本研究の学術的意義がある。また、それを実現するための複合化素材として、分子レベルでの構造解析や溶液プロセスの構築が可能な短いセルロース(セロオリゴ糖)を用いる点や、化学的に純粋なセロオリゴ糖に加え、通常は合成がさらに困難な機能基をもつ誘導体を容易に酵素合成して用いる点に本研究のさらなる学術的意義がある。一連の研究を通じて、持続可能な汎用性材料を創出する社会的意義がある。

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公開日: 2025-01-30  

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