研究課題/領域番号 |
21H02399
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分43010:分子生物学関連
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
中沢 由華 名古屋大学, 環境医学研究所, 講師 (00533902)
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研究分担者 |
荻 朋男 名古屋大学, 環境医学研究所, 教授 (80508317)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 転写と共役したDNA修復 / RNAポリメラーゼ / ユビキチン化 |
研究成果の概要 |
遺伝情報の本体であるゲノムDNAは常に内外からの刺激により損傷を生じている。転写と共役したDNA修復機構 (transcription coupled repair: TCR)は、転写が活発に行われている領域に生じたDNA損傷を効率良く修復するシステムであり、生体の恒常性維持に重要なメカニズムである。本研究では、TCRの分子メカニズムの究明およびTCRの破綻により発症するヒト疾患の病態解明に取り組んだ。その結果、いくつかの新たな知見を得ることができた。
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自由記述の分野 |
DNA修復学、分子細胞生物学、人類遺伝学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
TCRの破綻は、早期老化や進行性の神経変性、好発がん、発育・発達異常などを示す様々な遺伝性疾患の原因となることが知られており、TCRの分子メカニズム解明と各種病態との関係を明らかにすることは、遺伝性疾患のみならず、一般的な老化やがんなどの治療薬/緩和薬/予防薬の開発に役立つだけでなく、新たな診断法の構築やバイオマーカーの探索など、広範囲の医療分野に貢献してゆくと期待される。
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