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2023 年度 研究成果報告書

グリコシルホスファチジルイノシトール (GPI) 生合成の制御メカニズムの解明

研究課題

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研究課題/領域番号 21H02415
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分43020:構造生物化学関連
研究機関大阪大学

研究代表者

木下 タロウ  大阪大学, 微生物病研究所, 特任教授(常勤) (10153165)

研究分担者 村上 良子  大阪大学, 微生物病研究所, 特任教授 (00304048)
研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワードGPIアンカー / グリコシルホスファチジルイノシトール
研究成果の概要

「GPI生合成量の制御機構の解明」「GPI生合成中間体の細胞質側から内腔側へのフリップのメカニズムの解明」「タンパク質に結合していないフリーGPIの実態と細胞内動態を明らかにする」の3つを目的とした。第1の目的に関して、CD55など特定のGPIアンカー型タンパク質の前駆体が残存するとARV1に依存してGPI生合成を増加させることを見出した。第2の目的に関して、CLPTM1Lタンパク質が生合成中間体であるグルコサミンーホスファチジルイノシトールを反転させるスクランブラーゼであることを証明した。第3の目的に関しては、フリーGPIとGPI生合成中間体が細胞内で輸送されることを示した。

自由記述の分野

生化学

研究成果の学術的意義や社会的意義

GPIの生合成は形態形成、生体防御、神経系形成、受精などに必須であり、GPI生合成の欠損は先天性グリコシルホスファチジルイノシトール(GPI)欠損症や発作性夜間ヘモグロビン尿症といった重篤な疾患を引き起こす。GPI生合成に関する徹底した研究は、生体の生理と病理の理解に重要である。本研究により得られた、GPI生合成量の制御機構に関する成果やGPI生合成中間体とフリーGPIの細胞内動態に関する成果は、GPI生合成とGPI欠損症に関わる知見を一層深化させることにより生体の生理と病理の理解に資する。

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公開日: 2025-01-30  

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