研究成果の概要 |
本研究では、オーキシン誘導デグロン法や、生化学解析を組み合わせ、ダイニン複合体/クラスターの機能と、その制御機構の解明を目指した。まず、ダイニンアダプターのNuMAの分解表現型解析を通じて、紡錘体極の収束異常はチェックポイントに感知されずに染色体分配異常につながりうるという新概念を提唱した(van Toorn et al., Current Biology 2023)。他のダイニン複合体構成因子の分解表現型も、論文準備中である。またメダカ初期胚での紡錘体形成の可視化や機能解析も進め、論文を公表した(Kiyomitsu et al, Nature Communications 2024)。
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