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2023 年度 研究成果報告書

新規免疫制御因子Gas6/Axlによる免疫老化の制御に関する研究

研究課題

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研究課題/領域番号 21H02929
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分53030:呼吸器内科学関連
研究機関東京医科大学

研究代表者

柴田 岳彦  東京医科大学, 医学部, 准教授 (00739196)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワード感染症 / 重症化 / 加齢 / Gas6 / Axl / 細胞老化
研究成果の概要

高齢者では感染症が重症化しやすい。本研究では、加齢に伴いレベルが上昇するgrowth arrest-specific protein (Gas6) に着目し、重症化機構を解明することを目的とした。若齢マウスと老齢マウスを比較した結果、老齢マウスではGas6レベルが高く、インフルエンザウイルス感染による生存率が低下した。Axl阻害剤BGB324の投与により、老齢マウスの初期インターフェロン産生が回復し、生存率が向上した。このことから、Gas6が初期免疫応答を抑制し、過剰な炎症を引き起こすことが示唆された。また、Gas6は細胞老化に伴い誘導されることが示唆された。

自由記述の分野

感染免疫学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究では、加齢に伴い誘導されるGas6/Axlシグナルによる感染症重症化機構を解明した。これにより、老化と免疫応答の関連性に関する新たな知見を提供し、老化現象の理解を深める。また、Gas6やその受容体Axlを標的とした感染症の治療法の開発が期待される。特に高齢者の感染症予防や治療に応用することで、感染症による重症化を防ぎ、健康寿命の延伸に貢献する可能性がある。

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公開日: 2025-01-30  

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