研究課題/領域番号 |
21H03176
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58010:医療管理学および医療系社会学関連
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研究機関 | 兵庫医科大学 |
研究代表者 |
森本 剛 兵庫医科大学, 医学部, 教授 (30378640)
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研究分担者 |
作間 未織 兵庫医科大学, 医学部, 准教授 (60349587)
武内 治郎 兵庫医科大学, 医学部, 助教 (60791324)
太田 好紀 兵庫医科大学, 医学部, 特任准教授 (10516404)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 医原性有害事象 / 医療安全 / 臨床疫学 / アルゴリズム |
研究成果の概要 |
前向きコホート研究を行い、患者背景や診療環境などを用いて入院中死亡が予測可能であること、薬剤の種類によって潜在的な薬剤性有害事象の予防介入の効果が異なること、診療科の特性が潜在的な薬剤性有害事象や薬剤関連エラーに関連することなどを実証した。添付文書通りの検査を行わない潜在的薬剤性有害事象について、発生リスクを比較すると同時に、電子カルテシステムから自動的に修正を提案するアルゴリズムの検証を行ったところ、薬剤によっては潜在的な菜薬剤性有害事象の減少効果が認められたが、効果が認められない薬剤があった。さらに、診療科の影響もアルゴリズムに反映する必要があることが明らかとなった。
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自由記述の分野 |
総合内科、臨床疫学、医療の質
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
医療を含め、全ての科学技術には安全性の評価及び危険性の最小化が必要である。医療技術の発展で多くの人命が救われてきたが、一方で医療技術の高度化・複雑化により、医療そのものの危険性が高まっている。本研究課題では、潜在的な薬剤性有害事象の発生を患者背景や診療経過から予測し、電子カルテシステム上で自動的に検出できる、汎用性の高いアルゴリズムを開発することで、より効率的に薬剤性有害事象の危険性や影響を最小化できることを目指した。
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