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2023 年度 研究成果報告書

心臓突然死剖検例に対する網羅的遺伝子,形態解析

研究課題

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研究課題/領域番号 21H03211
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分58040:法医学関連
研究機関富山大学

研究代表者

畑 由紀子  富山大学, 学術研究部医学系, 准教授 (30311674)

研究分担者 西田 尚樹  富山大学, 学術研究部医学系, 教授 (10315088)
一萬田 正二郎  富山大学, 学術研究部医学系, 助教 (60849355)
廣野 恵一  富山大学, 学術研究部医学系, 講師 (80456384)
研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワード突然死 / エクソーム解析 / 病理組織学的検索 / 遺伝子変異 / 次世代シーケンサー
研究成果の概要

心臓突然死剖検例の死因究明において、病理組織学的検索と次世代シークエンスを用いた遺伝子解析の併用が有効であることを示した。未診断であった35症例を含む65例の心臓突然死剖検例を対象に、全エクソーム解析を通じて多様な稀少変異を特定し、機能解析や病理組織学的再評価を実施した。その結果、7例が既知の心筋症やチャネル異常症と診断され、15例を用いて病因や病態について論文報告した。本研究は、突然死の病因・病態解明における病理組織学的検索と遺伝子解析の併用の重要性を示し、診断プロトコールの改良の基盤を築くことに貢献した。

自由記述の分野

法医学

研究成果の学術的意義や社会的意義

心臓突然死の死因究明において、病理組織学的検索と次世代シークエンスを用いた遺伝子解析の併用が有効であることを示した。これにより、新たな病原性遺伝子変異の特定とその機能評価を通じて、心臓突然死の病因・病態の解明に寄与することができた。また、心臓突然死に関する診断基準の精度向上や、今後の研究の基盤を築く一助となった。診断精度の向上により、早期対応が可能となり、ご遺族への予防策の確立が期待される。さらに、社会全体の突然死予防に寄与することが期待される。

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公開日: 2025-01-30  

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