研究課題/領域番号 |
21H03365
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59040:栄養学および健康科学関連
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研究機関 | 東京慈恵会医科大学 |
研究代表者 |
永森 收志 東京慈恵会医科大学, 医学部, 教授 (90467572)
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研究分担者 |
Wiriyasermkul Pattama 東京慈恵会医科大学, 医学部, 助教 (80825836)
笹部 潤平 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (10398612)
西山 賢一 岩手大学, 農学部, 教授 (80291334)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | D-アミノ酸 / トランスポーター / マルチオミクス / 腎臓 / D-セリン / 多階層 |
研究成果の概要 |
SLCトランスポーターは多くの生理機能が未だに分かっていない。生体内のアミノ酸のほとんどがL-アミノ酸だが、微量ながらD-アミノ酸も存在し、重要な役割を持つことが明らかになってきた。本研究では、マルチオミクスと様々な輸送機能解析系を統合した多階層的アプローチでD-アミノ酸輸送システム同定を目指した。その結果、ASCT2とSMCT1・SMCT2が腎臓のD-セリン輸送システムであることを明らかにした。これらは生理的に補完的に働き、病理的条件下ではASCT2が主要な役割を果たす。本研究成果は、腎臓D-セリン輸送や非標準基質輸送の重要性を明らかにし、微量分子の輸送システム解析の枠組みを提供する。
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自由記述の分野 |
生化学、膜輸送体、プロテオミクス
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
輸送システムの生理的基質を明らかにする「多階層的アプローチ」を開発し、D-セリンがモノカルボン酸輸送体の隠れた生理的基質であることが見いだされた。本成果は、D-セリンの腎機能マーカーとしての機序解明に繋がり、さらに生体内で重要な働きをする様々な微量分子の複雑な輸送システムを明らかにする手法を提供するものである。
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