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2023 年度 実績報告書

伊勢参宮ツーリズムの近代史に関する学際的研究

研究課題

研究課題/領域番号 21H03722
研究機関神奈川大学

研究代表者

平山 昇  神奈川大学, 国際日本学部, 准教授 (20708135)

研究分担者 菅沼 明正  九州産業大学, 地域共創学部, 講師 (00868672)
谷口 裕信  皇學館大学, 文学部, 教授 (10440835)
笠井 賢紀  慶應義塾大学, 法学部(三田), 准教授 (80572031)
市田 雅崇  立教大学, 文学部, 特任准教授 (80910439)
研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワード参詣 / 伊勢 / 観光 / 信仰 / ナショナリズム
研究実績の概要

伊勢参宮ツーリズムの近代史の構築のための学際的アリーナを構築することを重要な目的として、以下の4班が共同しながら調査・研究をすすめてきた。<信仰・民俗班> 檀家関係史料を中心に調査・検討を進め、維新以後の旧御師と北関東の檀家とのコミュニケーションの様相も含めて新たな知見を得た。<修学旅行班> 明治末期の大逆事件をきっかけに、昭和戦前期に至るまで拡大していった小学児童の伊勢神宮への修学旅行について検討するための基礎作業として、旧国鉄門司鉄道局文書の保存とデジタル化を進め、データベースを完成させたうえで、原資料を北九州市立大学図書館に寄託保存する手続きを完了させた。<交通・メディア班> 鉄道とメディア(新聞・雑誌)によって形成される大衆ツーリズムにおける伊勢神宮への参詣について検討するために、メディア資料を中心に調査・研究をすすめ、論文や著書などの新たな成果を出した。<地域社会班> 参詣者の受け入れの主体となった地域社会について検討するために、旧御師関係史料の撮影と整理を引き続きすすめてきたが、本年度において完了した。以上の研究成果は、逐次公刊物などにより公表した。主なものとしては以下の通り。平山昇「戦前期日本の「聖地」ツーリズム ―「聖地」の日本化に着目して―」(『メディア史研究』(54)、2023年8月)、同「日蓮の「聖地」身延山へのツーリズム―教養主義、富士身延鉄道、高山樗牛―」(森覚・大澤絢子編『読んで観て聴く 近代日本の仏教文化』法藏館、2024年3月)、同「宗像神社と昭和大礼(その一)」(『宗像市史研究』(5)、近刊)、菅沼明正「戦前期における駅ポスターの研究」(第41回鉄道史学会大会共通論題報告「鉄道史研究の可能性-国鉄門司鉄道局資料をどう活用していくか-」九州産業大学、2023年11月26日)、鈴木勇一郎『国鉄史』講談社、2023年12月。

現在までの達成度 (段落)

令和5年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

令和5年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (10件)

すべて 2024 2023

すべて 雑誌論文 (4件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (2件) 図書 (4件)

  • [雑誌論文] 近現代日本における年中行事の日取りの変遷 ―改暦・軍隊・皇室・メディア・鉄道・経済・感染症・排日移民法etc...―2024

    • 著者名/発表者名
      平山昇
    • 雑誌名

      史林

      巻: 107(1) ページ: 173-209

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 戦前期日本の「聖地」ツーリズム ―「聖地」の日本化に着目して―2023

    • 著者名/発表者名
      平山昇
    • 雑誌名

      メディア史研究

      巻: (54) ページ: 49-66

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 鉄道開業一五〇年と鉄道展2023

    • 著者名/発表者名
      鈴木勇一郎
    • 雑誌名

      交通史研究

      巻: (103) ページ: 66-73

  • [雑誌論文] 書評 千住一・老川慶喜編著『帝国日本の観光 : 政策・鉄道・外地』2023

    • 著者名/発表者名
      菅沼明正
    • 雑誌名

      歴史評論

      巻: (876) ページ: 101-105

  • [学会発表] 門司鉄道局と宗像神社2023

    • 著者名/発表者名
      平山昇
    • 学会等名
      鉄道史学会第41回大会共通論題「鉄道史研究の可能性-国鉄門司鉄道局資料をどう活用していくか-」
  • [学会発表] 戦前期における駅ポスターの研究2023

    • 著者名/発表者名
      菅沼明正
    • 学会等名
      鉄道史学会第41回大会共通論題「鉄道史研究の可能性-国鉄門司鉄道局資料をどう活用していくか-」
  • [図書] 読んで観て聴く 近代日本の仏教文化2024

    • 著者名/発表者名
      森覚 , 大澤絢子
    • 総ページ数
      400
    • 出版者
      法藏館
  • [図書] 国鉄史2023

    • 著者名/発表者名
      鈴木勇一郎
    • 総ページ数
      272
    • 出版者
      講談社
  • [図書] 増補改訂 近代仏教スタディーズ 仏教からみたもうひとつの近代2023

    • 著者名/発表者名
      大谷栄一 , 吉永進一 , 近藤俊太郎
    • 総ページ数
      352
    • 出版者
      法藏館
  • [図書] 近代京都と文化2023

    • 著者名/発表者名
      高木博志
    • 総ページ数
      688
    • 出版者
      思文閣出版

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公開日: 2024-12-25  

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