高分散分光と統計理論による複雑原子準連続スペクトルUTAの構造解明

2021 年度 審査結果の所見

• 研究課題/領域番号: 21H04460
• 研究種目: 基盤研究(A)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 中区分14:プラズマ学およびその関連分野
• 研究機関: 核融合科学研究所
• 研究代表者: 村上 泉 核融合科学研究所, 研究部, 教授 (30290919)
• 研究分担者: 佐々木 明 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構, 関西光量子科学研究所 量子応用光学研究部, 専門業務員 (10215709) ; 川手 朋子 核融合科学研究所, 研究部, 助教 (10647100) ; 鈴木 千尋 核融合科学研究所, 研究部, 助教 (30321615) ; 坂上 裕之 核融合科学研究所, 研究部, 助教 (40250112) ; 中村 信行 電気通信大学, レーザー新世代研究センター, 教授 (50361837) ; 藤井 恵介 京都大学, 工学研究科, 助教 (10637705)
• 研究期間 (年度): 2021-04-05 – 2026-03-31

研究の概要

核融合プラズマ、天体プラズマ、プラズマ光源などからの放射において広く観測される連続スペクトル放射（UTA）に着目し、UTAを構成する多数の発光線の従う統計モデルの構築、高精度分光観測によるデータ蓄積、という理論・実験の両面から研究を進め、UTAの定量的診断法を開発することを目指している。

学術的意義、期待される成果

離散的スペクトルではなく、広く観測されるにもかかわらず、これまでほとんど研究されてこなかった連続スペクトルに着目した点に独自性が認められる。核融合、宇宙、極端紫外光源技術など幅広い分野への波及効果が期待できる。