研究課題
基盤研究(A)
「共鳴トンネルダイオード(RTD)の微分負性抵抗を用いたTHz発振器の開発」をベースにしたメタエレクトロニクスによる電子・光融合デバイスの創生の提案である。本研究では点の電子デバイスを面に拡張ができるかについて、非共振メタ表面の動作、および、デバイスへの応用可能性を研究しながら明らかにし、新たなメタエレクトロニクスという研究・学術分野を切り開くと共に、電子・光融合デバイスの創生を行う。
共鳴トンネルダイオードと分布ブラッグ反射器で二次元アレイを構成し、広がりを持つ電子デバイスを実現しようとする挑戦的なテーマ設定である。これまでのメタマテリアルの発想を転換し、電磁波から見たときの電子デバイスのサイズの違いを克服するためのメタマテリアルは、電磁波との強い相互作用が期待でき、新たなデバイス変容が期待できるだけでなく、新たな学術領域の創成が期待できる。