研究課題/領域番号 |
21H04815
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
中区分52:内科学一般およびその関連分野
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
尾崎 紀夫 名古屋大学, 医学系研究科, 特任教授 (40281480)
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研究分担者 |
財津 桂 近畿大学, 生物理工学部, 教授 (30700546)
大野 欽司 名古屋大学, 医学系研究科, 教授 (80397455)
野田 幸裕 名城大学, 薬学部, 教授 (90397464)
和氣 弘明 生理学研究所, 基盤神経科学研究領域, 教授 (90455220)
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研究期間 (年度) |
2021-04-05 – 2024-03-31
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キーワード | 22q11.2欠失 / 全ゲノム解析 / 患者死後脳 / ミクログリア / 腸内細菌叢 / 短鎖脂肪酸 / 周産期免疫活性化 / 炎症性メディエーター |
研究成果の概要 |
脳と免疫系相互作用の観点から精神疾患病態解明の達成を目指し、ゲノム変異を同定した患者由来試料と同一変異に基づくモデル細胞・マウスを用いた多階層的研究を実施した。精神疾患モデル生物としては22q11.2欠失に特に着目し、ゲノム変異患者由来末梢血・腸内細菌・死後脳、iPS細胞由来神経細胞・オルガノイド、ミクログリア等の解析から精神疾患の病態の一端を明らかにした。
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自由記述の分野 |
精神医学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
精神疾患モデル生物として着目していた22q11.2欠失患者由来iPS細胞から誘導したミクログリアに形態異常が観察され、同欠失患者由来iPS細胞から作製した脳毛細血管内皮細胞におけるバリア機能低下(血液脳関門脆弱性を示唆)が認められた。さらに、22q11.2欠失モデルマウス脳においてはインターフェロンγの発現亢進が確認され、加えて老齢化同欠失モデルマウスでは若年期とは異なる運動系の障害が認められた。これらの結果から、22q11.2欠失を起点とする精神疾患の脳免疫相互作用病態の一旦を解明することが出来た。
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