• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2023 年度 研究成果報告書

免疫療法と指向性ナノ構造化抗癌剤キャリアを統合した集学的癌治療法の開発

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 21H04965
研究種目

基盤研究(A)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 中区分90:人間医工学およびその関連分野
研究機関国立研究開発法人理化学研究所

研究代表者

伊藤 嘉浩  国立研究開発法人理化学研究所, 開拓研究本部, 主任研究員 (40192497)

研究分担者 上田 一樹  国立研究開発法人理化学研究所, 開拓研究本部, 専任研究員 (10615040)
鵜澤 尊規  国立研究開発法人理化学研究所, 開拓研究本部, 専任研究員 (60554376)
松川 昭博  岡山大学, 医歯薬学域, 教授 (90264283)
秋元 淳  国立研究開発法人理化学研究所, 創発物性科学研究センター, 研究員 (80649682)
研究期間 (年度) 2021-04-05 – 2024-03-31
キーワード進化分子工学 / ペプチド医薬 / 低分子医薬 / ナノキャリア / 両親媒性ポリペプチド / 超分子集合体形成 / 免疫治療 / ドラッグ・デリバリー
研究成果の概要

免疫チェックポイント阻害剤や、ターゲットとなるがん細胞が高発現する葉酸レセプターのアイソフォームを選択的に認識する低分子化合物を組み込んだペプチドの進化分子工学による選別を実現し、免疫チェックポイント阻害剤の相互作用効果や選択的な葉酸レセプター指向性の増強を行った。抗がん剤を内包でき、形状制御ポリペプチド超分子集合体ナノキャリアを開発した。さらに、膜融合性脂質とポリペプチドとの複合化キャリアや親水性ドメインのポリサルコシンの効果についても検討した。指向性ペプチド複合体で修飾した抗がん剤内包リポソームが、培養細胞実験や動物実験により、がん組織への集積性と増殖抑制を持つことを明らかにした。

自由記述の分野

生体材料学

研究成果の学術的意義や社会的意義

がん治療において免疫療法と抗がん剤を用いた化学療法は重要な柱である。本研究では、これらに寄与する新しい技術の可能性を示した。一つには、低分子医薬の活性を向上するための中分子化や抗がん剤のデリバーのための指向性付与のための新しい方法論として進化分子工学を用いることができることを明らかにした。また、デリバリーのためのナノキャリアとして両親媒性ポリペプチドを用い、様々な可能性を明らかにした。これらの技術を複合化することで、がん治療への新しい可能性を開くことが期待できる。

URL: 

公開日: 2025-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi