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2022 年度 実施状況報告書

「経験サンプリング法」による教室外における英語学習意欲・学習行動メカニズムの解明

研究課題

研究課題/領域番号 21K00705
研究機関愛知教育大学

研究代表者

田口 達也  愛知教育大学, 教育学部, 教授 (70411189)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワード授業外学習 / 英語学習 / 経験サンプリング法 / 学習意欲 / 英語使用
研究実績の概要

本研究では、教室外における英語学習意欲・学習行動について、学習者の日々の思考・感情・行動を調査する方法を確立すること、および、それらのメカニズムを解明することを目的としている。本研究で行う調査の主たるものとして、調査方法の開発(第一段階)、日常生活における英語についての学習意欲と学習行動の状況と要因の把握(第二段階)、そして、重要要因の調整による英語への学習意欲・学習行動に関する介入(第三段階)がある。そして、最終的には、これらの調査結果を踏まえ、教室外学習における効果的な英語学習指導方法を提案することとなる。
今年度は第二段階の調査として、授業外における英語使用と英語学習の必要性の状況調査を実施した。本調査では、当該年度において英語授業を受講している100人程度の大学生を対象に、1日3回1週間にわたり、英語の使用・学習の必要性等について、スマートフォンを用いての回答を依頼した(回答率は86%)。現在までの分析結果から明らかとなったことは、学習者の専攻による違いはあるものの、全体でみると、日々の生活における3割前後の活動時において、学習者は英語を使用する必要性を感じ、また、割合は少し下がるものの、英語の勉強をする必要を感じているということである。英語使用・学習の必要性を感じる状況としては、授業時以外での学習や余暇活動、通学時等の「英語が何らかの形で身近にある状況」であることが明らかになった。一方で、このような機会をきっかけとして、さらなる英語学習の必要性を感じている学習者もいることが分かった。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

第二段階のデータを収集はできたが、十分な分析を行えておらず、また第三段階の準備ができていないため。

今後の研究の推進方策

第二段階の分析を終え、第三段階の準備とデータ収集及びデータ分析を行い、継続学習に向けた方略を探る予定である。

次年度使用額が生じた理由

予定していた学会発表と研究の第三段階目を実施できていないため、次年度はこれらを行う予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2023

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 経験サンプリング法による大学生の授業外における英語使用と英語学習の必要性を探る2023

    • 著者名/発表者名
      田口達也
    • 学会等名
      JACET関西支部教材開発研究会

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公開日: 2023-12-25  

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