研究課題/領域番号 |
21K00706
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
笹尾 洋介 京都大学, 国際高等教育院, 准教授 (80646860)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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キーワード | 英語教育 / 語彙学習 / 接辞 |
研究実績の概要 |
英語教育において,理論および実践の両面で統一された語の数え方が存在しない。そのため,実践に応用できない理論,また理論的根拠のない実践が生み出される一因となっていると考えられる。こうした現状のもと,近年,第二言語語彙習得研究分野で,適切な語の数え方をめぐる論争が生じている。本研究は,理論と実践の橋渡し,および語彙習得研究分野への理論的貢献を視野に入れ,外国語としての英語の適切な「語の数え方」を提案することを目的とする。そのために,日本人英語学習者の接辞知識の発達を包括的に調査し,どの接辞をもつ派生形を含めて1語と数えるのが適切かを検討する。具体的には,まず,日本人英語学習者の主要なインプットとなる文部科学省検定済教科書を分析し,どのような接辞をいつ学習するのかを体系的に調査する。令和4年度は,新学習指導要領に基づく教科書のコーパス化を行った。令和4年度現在で,中学校英語教科書18冊(6社×3学年)と高等学校「英語コミュニケーションⅠ」24冊および「論理・表現Ⅰ」18冊の合計60冊が利用可能であったため,それらを電子データに変換しコーパス化した。令和5年度以降は,当該年度より利用可能となる「英語コミュニケーションII」および「論理・表現II」の教科書のコーパス化を進める。また同時に,接辞分析プログラムを用いて,教科書コーパスにおける接辞の種類,出現する学年,頻度などを調べる予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
想定以上の以上の校務が発生したため。
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今後の研究の推進方策 |
令和5年度以降は,当該年度より利用可能となる「英語コミュニケーションII」および「論理・表現II」の教科書のコーパス化を進める。また同時に,接辞分析プログラムを用いて,教科書コーパスにおける接辞の種類,出現する学年,頻度などを調べる予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
新指導要領に基づく高等学校英語教科書(「英語コミュニケーションII」および「論理・表現II」)の分析を次年度に行うため。教科書購入費用とコーパス作成に伴う謝金を次年度に行う予定である。
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