研究実績の概要 |
今年度は,ロールモデル提供者側のインタビューを終え,提供者の視点から論文を執筆し,国際ジャーナルへ投稿した.具体的には,Adamson&Kelan(2019)とDelbridge & Edwards (2013) の枠組みから,これまで行ったインタビューデータを分析し,監査部門で働く女性パートナーの特徴を導き出した. さらに,当該研究を続ける中で,「人生100年時代」と「雇用の流動化」を迎え,監査法人 でパートナー まで昇り詰めた人々をはじめとして,「監査法人後」のキャリアが重要になってきていることが明らかになった.そこで,女性パートナーの働き方に関わる研究を拡張し,退職後のパートナーの働き方とロールモデルの特徴についても調査を進めた.当該研究成果は,国際ジャーナルへ投稿している. 研究成果として下記が挙げられる. 松原沙織「退職と公認会計士のキャリアー「人生100年時代」における更なる飛躍を見据えて」『会計・監査ジャーナル』第35巻,70頁~78頁. Azambuja, R., Baudot, L., Endo, T., Matsubara, S., Wallace, D. “Unbecoming’ a Professional: Organizational Memory in Retirement from Professional Service Firms in Japan and the US,” Critical Perspective on Accounting Conference, July, 2023.
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