光ファイバ型ひずみセンサで橈骨動脈のひずみを計測する最適な条件を検証した.その結果,脈動点から橈骨動脈の方向に±5mm以内の場所に,10~15kPaの圧力で設置すれば高S/N比の脈動ひずみ信号が計測可能であった.また,生体へのセンサ装着方法として,リボン布に光ファイバを周期50mmの波状に設置したリストバンドを開発し,これにより,手首が動作によりその周囲長が変化しても伸縮性のあるリストバンドが追従することでセンサが脈動点に設置され続けることが確認された.以上より,最適なセンサ設置位置およびセンサを装着できる繊維製品の開発が達成された.
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