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2023 年度 研究成果報告書

施設から里親への移行支援:里親不調を乗り越えるチーム養育プログラムの開発

研究課題

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研究課題/領域番号 21K02346
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分09030:子ども学および保育学関連
研究機関茨城女子短期大学

研究代表者

安藤 みゆき  茨城女子短期大学, その他部局等, 教授 (90612797)

研究分担者 平田 修三  仙台青葉学院短期大学, こども学科, 准教授 (50888683)
中島 美那子  茨城キリスト教大学, 文学部, 教授 (60571289)
細川 梢  福島学院大学, 公私立大学の部局等, 准教授 (00910168)
研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワード里親不調 / チーム養育 / フォスタリング機関 / 心理的安全性 / チーム養育不調 / 里親子支援センター / 安心の基地・安全な避難所
研究成果の概要

里親を対象に「チーム養育」に関するアンケート調査を実施したところ、いつでも繋がることができ、弱さも受け止めてもらえる心理的安全性が担保されているチームを求めていることが示唆された。里親の未委託期のニーズの回答から、未委託期からチーム養育に参加するシステム構築の必要性も見いだされた。里親と里親支援関係者の混合グループで実施した、ノーバディーズ・パーフェクトとリフレクティング・チーム・アプローチの手法を取り入れたチーム養育プログラムの試行では、里親と里親支援関係者は、対等の関係で学び合うことができ、ともに養育する仲間であると感じることができたという報告も得られ、多くの示唆を得ることができた。

自由記述の分野

子ども学および保育学

研究成果の学術的意義や社会的意義

里親の視点から改めて「チーム」という言葉を問い直し、チーム養育に必要なものは何かを探る試みをした。里親を対象とした調査研究は多くあるが、チーム養育に対する里親のニーズの研究は管見の限りではない。「チーム養育」について、里親はチームの関係性に言及する回答が多かったのに対して、里親関係者のインタビュ―では、「連携・相談」など機能に言及する回答が多かった。「チーム養育」といった観点からみれば、「里親不調」というよりも「チーム養育不調」と受け止め、どのようなチーム養育が里親不調を乗り越えることに繋がるのか考察し、チーム養育プログラムを試行したところに、本研究の社会的意義がある。

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公開日: 2025-01-30  

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