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2022 年度 実施状況報告書

体育科指導内容策定に向けた小・中接続の指導内容可視化による縦断的・追跡的研究

研究課題

研究課題/領域番号 21K02476
研究機関東京国際大学

研究代表者

今関 豊一  東京国際大学, 人間社会学部, 教授 (30353410)

研究分担者 福ヶ迫 善彦  流通経済大学, スポーツ健康科学部, 教授 (20398655)
近藤 智靖  日本体育大学, 児童スポーツ教育学部, 教授 (50438735)
久保 元芳  宇都宮大学, 共同教育学部, 准教授 (90451707)
岡田 雄樹  京都教育大学, 教育学部, 講師 (00759912)
鈴木 一成  愛知教育大学, 教育学部, 准教授 (50736767)
研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワード指導内容可視化 / 小・中接続 / 運動教材開発
研究実績の概要

令和4年度は研費等研究において縦断的・継続的にボール運動・ゴール型の授業を行っている中学校第1学年生徒に、バスケットボール単元(6時間完了)の授業収録を行った。保健領域も第1学年に、運動と健康の関連を取り上げて保健の授業収録を行った。指導内容可視化について、バスケットボールは「動き」を学習する戦術的知識として、保健の分野は生活習慣病と健康について知識として記述する。授業開発は、実証授業を行わない協力校等で行う。科研費最終年次の来年度は、これまでに開発した教材及び授業にもとづき、中学校第2学年の検証授業収録を行うととともに、中学校第2学年の教材及び授業開発を行う。協力校には、検証授業に必要なボール、ビブス類を提供する。検証授業に必要な物品の提供はこれまでと同様に行う。研究のまとめとして、小学校と中学校の接続についてデータ処理、分析等を行う。
また、今年度の科研費の取り組みとは別に、研究のまとめに向けて中学校第3学年の教材開発及び授業開発を行い、指導内容可視化を試みる。
研究代表者の今関は、体育科固有の指導内容の「動き」を可視化する資料作成を中心的に行う。これをもとに、他の研究分担者と連絡を密に取り、教材開発、授業開発を行う。
研究分担者の福ヶ迫は、データ処理、分析を今関と共に中心的に行う。近藤は、OECD関連などの諸外国の情報収集と検討・分析をする。岡田、鈴木は、運動領域の知識と認知過程の視点で取りまとめを中心的に行う。久保は、保健領域の全体の取りまとめ、知識と認知過程の視点で資料整理・検討を中心的に行う。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

COVID-19対応があるなか、概ね順調に進展してきている。しかし、令和4年度は協力校の検証授業が実施できたものの、実施に先立って行う運動教材の選定及び授業開発が遅れ気味であった。そのため、事前打合せ、日程調整、事前研修の準備、内容の決定が当初予定よりも遅れた。令和5年度についての準備も授業開発という点では遅れ気味である。新年度に事前打合せの8月上旬に向けて準備を進め、協力校との連絡調整を密にして検証授業の準備をしていきたい。
また、小学校と中学校の接続についてもデータ処理、分析をしていく。

今後の研究の推進方策

研究分担者とも連絡を取りつつ、検証授業に使用する指導内容可視化、運動教材及び授業開発を着実に進める。COVID-19対応等で遅れ気味の中、日程調整、事前研修の準備、内容について、協力校との連絡を密にしていく。検証授業が実施可能な時期を見計らって、研究分担者と共に連絡・調整をして実施していく。

次年度使用額が生じた理由

COVID-19対応により研究にかかる出張を減らし、授業開発にかかる事前授業も削減して行ってきた。
来年度は最終年度だが、授業開発のところを手厚く取り組みたい。それに伴う出張旅費もかかると思われる。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2023

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] ボール運動及び球技領域における子どもの思考の変化に関する検討2023

    • 著者名/発表者名
      福ヶ迫善彦・今関豊一
    • 学会等名
      日本スポーツ教育学会

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公開日: 2023-12-25  

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