研究課題/領域番号 |
21K02675
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研究機関 | 崇城大学 |
研究代表者 |
堀尾 福子 崇城大学, 薬学部, 助教 (40790176)
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研究分担者 |
中嶋 弥穂子 崇城大学, 薬学部, 教授 (00301367)
池田 徳典 崇城大学, 薬学部, 准教授 (00613530)
瀬尾 量 崇城大学, 薬学部, 教授 (20435142)
宮村 重幸 崇城大学, 薬学部, 教授 (30826037)
原武 衛 崇城大学, 薬学部, 教授 (40325668)
門脇 大介 崇城大学, 薬学部, 教授 (70433000)
内田 友二 崇城大学, 薬学部, 教授 (70433026)
池田 剛 崇城大学, 薬学部, 教授 (80295138)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 薬学教育 / 病院薬剤師 / 薬局薬剤師 |
研究実績の概要 |
薬剤師業務の多様化や効率化など、時代のニーズに合った教育プログラムを構築することが求められる。そのためには、現状を把握することが重要である。本年度は、現在の日本の薬剤師業務に対する認識を把握するために、非医療従事者および医療従事者 (医師、看護師) を対象としたアンケート調査を実施した。薬剤師の認識と非医療従事者や医師、看護師との認識が一致する部分と、認識にずれが生じている部分が明らかとなった。薬剤師の基本的な業務内容については薬剤師と医師や看護師との間には大きな差はなかった。しかし、地域医療やチーム医療に関わる業務内容については、薬剤師のほうが医師や看護師よりも役割を大きく認識していた。また、薬剤師と非医療従事者の比較では、非医療従事者は薬剤師よりも業務内容の必要性に対する認識が低かった。それに加え、薬局薬剤師および病院薬剤師間の認識の違いについても現在検証を行っている。これらの調査結果をもとに、薬局薬剤師、病院薬剤師を対象に必要と考える薬学教育についてアンケート調査を実施、検証を試みる。 また、学生の視点からの薬学教育に対する情報収集として、崇城大学薬学部の全学年の学生を対象に薬剤師業務に対する認識に関するアンケートを実施し、解析中である。 さらに、最適な薬学教育プログラムの構築の一環として、薬学生を対象とした筋肉注射実習のプログラムを構築し、実践、検証を行った。その結果、実習後では筋肉注射の知識、技術ともに向上し、かつ高い満足度が得られることが明らかとなった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
非医療従事者、薬剤師、医師、看護師、薬学生を対象としたアンケート調査をそれぞれ実施できており、順調に解析を進めているため。
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今後の研究の推進方策 |
現在実施済みのアンケート結果の解析を継続する。また、解析終了後はアンケート調査結果を元に、病院薬剤師、薬局薬剤師、薬学部生を対象としたアンケート調査、インタビュー調査を進める。
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次年度使用額が生じた理由 |
COVID-19感染症の流行の影響により、対面の必要なインタビュー調査等を来年度以降へ行うこととしたため、調査旅費、調査回答者への謝礼を本年度は使用しなかったため。
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