• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2021 年度 実施状況報告書

オンライン学習を視野に入れたアクティブ・ラーニングの連続性に着目した指導法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 21K02753
研究機関早稲田大学

研究代表者

三尾 忠男  早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 教授 (20219596)

研究分担者 波多野 和彦  江戸川大学, メディアコミュニケーション学部, 教授 (50198751)
研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2025-03-31
キーワードアクティブ・ラーニング / 連続性 / オンライン学習 / 指導法 / 高等教育
研究実績の概要

本研究では、研究期間の4年間で次の4つを課題として設定している。研究課題1として、初等・中等教育で実践されてきたアクティブ・ラーニングの有用性と連続性が当時、子ども生徒であった学生の観点からどのようなものであったのかについて。研究課題2として、大学授業でのアクティブ・ラーニングの有用性と他科目との関連性について学生の観点からの印象について。研究課題3として、初等・中等、大学教育へのアクティブ・ラーニングでの学びの連続性に関して学生がどのように認識しているのかについて。研究課題4では、この学習者自身による振り返りの応用の可能性について上記3をもとに1,2の学生調査を統合して、大学生のアクティブ・ラーニングの学びマップ(仮称)を開発し、大学の初年次教育と専門教育で使用し、その使用法を開発することを最終目的としている。
初年度は、研究課題1,2を主に実施した。調査の試行段階とし、大学生へのアンケート調査を実施し、調査項目と分析方法を検討する。研究課題3については、学習指導要領、学士力、社会人基礎力、2 1世紀型学力(以降、「4種の学力観」と呼ぶ)について学生を交え、4種の学力観の要素の関係マップを試作を開始する。
このうち、初年度である今年度は、大学生へのアンケート調査を実施した。学部初年次、3年次、資格関連科目履修者等で実施し、のべ約200件のデータが収集できた。研究課題1、2についてその結果を検討し、調査項目等の適正化の必要性を確認した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

コロナ感染症の影響の2年目であり、完全オンライン授業体制から、授業7割を対面授業として部分的実施という方針に合わせるために、カリキュラム・授業内容等をハイブリッド、ハイフレックス型の授業実施のために臨時に改訂するなどの業務のため、研究課題3について、「4種の学力観」の要素の抽出でとどまり、学生からの意見を集めることができなかった。

今後の研究の推進方策

研究2年目も、新型コロナ感染症影響の収束状況を十分に見定めで進めていかなくてはならない。研究課題1、2については、改訂版による学生アンケートの実施と分析、研究課題3については、学生による要素の関連性、重要度の印象調査を実施する。また、研究課題4については、仮説の開発に着手する予定である。

次年度使用額が生じた理由

新型コロナ感染症の影響で、研究分担者の体調不調やデータ収集や分析の作業が遅れた上、世界的な半導体不足による価格や納期が不安定になったため、執行ができなかった。2年次にはこれらを速やかに実行し、研究計画の推進に努める。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2022

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 教職新科目「教育ICT」にかかわる一考察2022

    • 著者名/発表者名
      波多野和彦・中村佐里・三尾忠男
    • 学会等名
      日本情報科教育学会

URL: 

公開日: 2022-12-28  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi