本研究の成果を市民の方々に届けるために兼六園の気温立体模型を石川県立美術館広坂別館で展示している。市民の方々への3日間の研究成果報告会をこの3年間毎年実施してきた。展示では気温変化を伝えるためのユニバーサルな展示法を検討し、触覚を生かした気温立体模型や、気温の数値を文字フォントを工夫した画像として表現し提供している。展示では毎回シンガポールの気温模型をひとつ設置し、四季のある我が国の環境について深く考える機会を提供している。展示会場が金沢市の歴史建造物のため海外からの来場者もあり、グローバルな視点から日本の四季について説明している。本研究は自然環境を立ち止まって考えることの必要性を伝えている。
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