研究課題
基盤研究(C)
文理混合で行うに相応しいデータサイエンス教育を目指し、身近な物理量の計測をベースとした教材開発を行った。micro:bitを用いたプログラミングと物理量計測、Processing等を用いた物理シミュレーション、偏光色アートにおける芸術と物理量の関わり等から、データに基づく視点をもって本質を見抜き、論理的な思考力を向上させる授業を確立した。前例のない実測とシミュレーションのハイブリッド化教材も実現し、開発したコンテンツをWebページで公開するに至った。
光物性物理学
大学教育において文系・理系を問わないデータサイエンス教育の導入と充実が求められている。本研究では、誰もが関心を示す日常生活の身近な現象を物理量の計測によって捉え、得られたデータの解析を通じて本質を見抜き、論理的な思考力を向上させる教材を開発したこと、また、物理量の計測が社会にどのように活かされているかについて考え、データを基にした視点を持つことの重要性を学ぶ機会を提供できる点に意義がある。