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2023 年度 研究成果報告書

フラーレン超伝導体のダブロン自由度が生み出す多軌道強相関物性

研究課題

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研究課題/領域番号 21K03459
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分13030:磁性、超伝導および強相関系関連
研究機関埼玉大学

研究代表者

星野 晋太郎  埼玉大学, 理工学研究科, 助教 (90748394)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワードフラーレン / 超伝導 / 強相関電子系 / 多軌道系
研究成果の概要

室温以下の固体中では、電子の持つ内部自由度(電荷・スピン・軌道)が相互作用を通じて複雑に絡み合うことにより興味深い協力現象が発現する。本研究の主題となるのは、軌道自由度をもつフラーレン化合物である。我々は量子統計力学に基づき、フラーレン中の電子が及ぼしあう特異な相互作用が誘起する電子状態を明らかにした。さらに、そこで構築された理論手法を、多軌道電子系を有する一般の物質群にも適用できるよう拡張を行った。

自由記述の分野

強相関電子系

研究成果の学術的意義や社会的意義

フラーレン物質に代表される強相関電子系では、電子そのものではなく、相互作用によって電子同士が結合した複合体が発現し、これに起因して様々な興味深い現象が引き起こされる。このような物理は、通常の電子に由来する現象とは質的に異なるものであり、新しい電子物性・機能の開拓につながる可能性がある。さらに、本研究で構築した理論枠組みは他の物質にも適用できるため、今後、この手法を一般の物質群に応用して新規現象を探索することができる。

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公開日: 2025-01-30  

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