研究課題
基盤研究(C)
氷の接着力を用いた可逆接合の実現を目標に,氷の接着力の評価およびマニピュレーションシステムの構築に取り組んだ.接着力評価では,表面状態や液滴の形成状況による力の変化を明らかにした.マニピュレーションシステムでは,結露しやすいプローブ形状,氷結しやすいプローブ形状など,目的に沿ったプローブ形状の探索を行い,マニピュレートに適した形状の検討を行った.
接合
マニピュレーションシステムの多様化は製造技術において重要な問題であり,技術的課題の発見や課題の解決は,新たなシステム手法の開発に欠かすことが出来ない.自然現象としては広く知られている氷がくっつく現象を,物体を把持・運搬する技術に転用するための課題や可能性の検討に本研究では取り組んだ.本課題の実施により見えてきた課題への取り組みは,今後,新は把持技術の構築の役に立つと考えられる.