一般的な電動車両はタイヤにモータ等からの駆動力を伝えて走行する。モータやインバータの効率向上により電費向上が実現されているが、さらなる電費向上は困難になっている。タイヤの変形による損失は走行エネルギーの約30-40%を占めており、特に重量車での割合は大きい。 本研究成果は路面駆動力をアクチュエータにより直接制御することで上記タイヤの変形による損失を最小限に抑えることを目的にすなわち電動車の電費向上を目的に実施した。基礎研究の段階であり自動車駆動力に十分な力は発生できていないが、アクチュエータの基礎特性は把握でき今後提案アクチュエータを大型化することで電動車両の新しい駆動方法につながる研究である。
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