パルス光入力により、既設光ファイバ伝送路を構成する単一モードファイバにおいてファイバヒューズを発生させず、かつ、万が一、発生してもファイバヒューズを伝搬不能にできることを明らかにした。具体的には、分散シフトファイバにおいて波長1.55 μmのパルス光を用い、ファイバヒューズ伝搬閾値の5倍以上である平均パワー6 Wにおいてファイバヒューズの発生ならびに伝搬の抑圧を実証した。そして、長さ1.1 kmの汎用単一モードファイバSMFにおいて波長1μmのパルス光を用い、ファイバヒューズを抑圧した状態で平均入力パワー2 Wの光ファイバ給電を実現した。
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