研究課題
基盤研究(C)
FMCW-DHにおいて,3波長による3次元形状計測を実施し,誤差要因の解明やその回避方法を考案した。また,光源の周波数変調時における非線形性を実験により定量的に検出し,数値計算により誤差への影響を調べた。更に、GPUを用いた並列計算によるホログラム再生の高速化を検討し,通常計算よりも25倍以上の高速化を実現した。
光計測
FMCW法を導入したディジタルホログラフィ法は,空間周波数面での情報を低減することなく,時間周波数面においてホログラムを多重記録する技術であり,本法に展開による多波長形状計測やそれを基にした絶対変位計測法は,軸外し記録等の方法に比べて優位な結果を与えるものである。また,FMCW-DH法は信号処理方法や誤差要因,その多重化による応用展開などは余り研究されておらず,本研究で得られた知見は今後,同法の展開において非常に有益な知見を与えるものと思われる。