モノの認証の低エネルギー化・高速化を目的に、ストロングPUFを研究開発した。研究代表者ら提案のSPN構造を基に、レスポンス累積、ブレンディング、追加ラウンド等の技術を導入するとともに、レスポンスビット幅を従来の1ビットから5ビット、100ビットと拡張していった。 試作チップ実測の結果、機械学習耐性は世界最高の40百万CRP学習耐性、10億ビット学習耐性を実証した。消費エネルギー2.17pJ/bit、スループット3.7bit/cycleは従来のストロングPUFを大きく上回った。ホットキャリア注入による安定化を行い、ストロングPUFで初となるエラーゼロ(エラー率<2E-8)を達成した。
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