研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は,環境インフラの予備機器や処理余力に,シェアリング・エコノミーや経営工学の遊休能力(Idle Capacity)の考え方を適用して,遊休能力を環境インフラの付加価値として着目し,これをICT等を活用して見える化する技法を実践的に構築するための基盤研究としての意義を有する. 環境インフラ単体かつ所与の処理余力等をもとに検討されがちな遊休能力の活用を,環境インフラ主体間の問題として再構成し,環境インフラが連携して処理余力を予見,調整,創出することができる遊休能力の考え方をもとに自治体間での連携を促進し,インフラの広域化・集約化を進めるシステム触媒として機能する社会的な効果が期待される.
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