建築狭所空間における調査の省力化を目指し、マイクロドローンの飛行性能や撮影技術の手法を提案した。実建物内での飛行実験により、マイクロドローンによる飛行調査は、狭い空間や倒壊の危険性がある建物の調査に有効であった。また、模擬空間モデルを用いた実験から、産業用マイクロドローンは撮影精度、ドローン制御、継続利用性の点でホビー用マイクロドローンよりも優れており、送信機とドローン間のデータ遅延がなく、衝突等の事態においても継続して利用できることを確認できた。また、「建築狭所空間ドローン利活用実施ガイドライン(案)・同解説」を作成し、マイクロドローンの活用に向けた環境整備を行った。
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