本研究課題では、UAV写真測量による古墳の高精細な3次元モデルと3次元GISを用いて畿内の終末期古墳の景観を可視化し、各古墳の景観の特徴を明らかにした上で、それらを類型化することにより、終末期古墳の立地原則を解明することを目的とした。 研究成果は以下の通りである。①畿内の28基を対象にUAV写真測量等による古墳の高精細な3次元モデルと3次元GISを用いて終末期古墳の景観を可視化した。②景観の類型化を通して、終末期古墳の立地原則として、遠景の山並みと平野や盆地の俯瞰景観と山や丘陵を背負う景観が重視された可能性が高いことを明らかにした。
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