研究課題
基盤研究(C)
高齢者の外出行動データならびに交通系ICカードデータを用いて基礎的な分析を行った結果,富山市で実施されている高齢者を対象とした公共交通運賃割引制度の利用の有無により,外出時の歩行量に統計的に有意な差があること,歩行量の多寡により,その後の医療費に統計的に有意な差があること,公共交通運賃割引制度に継続して登録していない高齢者は,数年後の医療費が統計的に有意に高くなることなどを明らかにした.
都市計画・交通計画
高齢者を対象とした公共交通運賃割引制度の利用の有無により,外出時の歩行量に統計的に有意な差があること,歩行量の多寡により,その後の医療費に統計的に有意な差があること,公共交通運賃割引制度に継続して登録していない高齢者は,継続して登録している高齢者と比較して,数年後の医療費が統計的に有意に高くなることなどを明らかにしたことは,健康増進に資する都市社会システムの創出に資するものであり.現在の社会において非常に大きな意義があるといえる.