研究課題
基盤研究(C)
磁気スキルミオンと呼ばれるナノスケール磁気渦構造が、次世代磁気メモリの担体として期待されている。本研究では、メカニカルアロイング法により典型的なスキルミオンホスト材料であるB20型FeGeナノ結晶を作製し、微分位相コントラスト走査透過型電子顕微鏡DPC-STEMを用いてナノ結晶組織中の磁気構造観察を実施した。
金属物性
情報化社会において代表的な情報記録媒体である磁気メモリの情報高密度化は重要課題である。磁気スキルミオンを用いた次世代メモリは従来メモリを凌駕する記録密度や省エネが見込まれる。メモリ中のようなナノスケール空間内で磁気スキルミオンがどのような状態で形成するのか明らかにすることは、今後のメモリ開発において基礎となる知見を与える。