管型ハイドレート装置を利用してハイドレート化ガス分離によるフッ素系ガスの物質移動特性をガス-スラリー疑似二相系として解析し,物質移動に関する工学的無次元式を提案した。ハイドレート粒子の凝集抑制と流動性評価をループフッ素系ガスハイドレートスラリーは,低固形分率ではニュートン性,高固形分率になると擬塑性を示し,粒子間の凝集性が抑制されるとニュートン性が高まることがわかった。平衡理論計算により,フッ素系ガスを窒素との混合ガスから定圧昇温操作で90%以上に濃縮できることがわかった。また,共沸混合様の相図を示す混合フロンの場合も,条件をシフトするための変温変圧操作を提案した。
|