プランベンのエッジの電子状態、超伝導の有無について調べた。試料は、試料は、Pd(111)単結晶を使い、偏析成長により鉛からなるハニカムナノシート(プランベン)を作製した。ステップエッジをまたぐように極低温走査型トンネル顕微鏡・分光にて観察、測定を行ったところ、エッジ近傍において特徴的なピークが観察された。測定位置がエッジから離れるにつれてピークが小さくなっている様子が観察されたことから、このピークはエッジ特有の電子状態であると結論づけた。超伝導性について明らかにするために、測定するエネルギーの範囲を狭めてSTSスペクトルの測定を行った。超伝導ギャップが形成し始めている可能性が示唆された。
|