本研究により、分子取り込みのためのホスト分子設計について理解が進んだと同時に、ドラッグデリバリーシステムとしての新たな課題解決に向けた分子設計の展望が見えてきている。共同研究先との本格的な生体投与と、新たなホスト分子の適用に向けた取り組みを進めることが可能になってきた。基礎的部分は論文投稿に向けてデータ収集を進めている。また、本研究過程において、かねてから狙いを定めていた分子設計を2つ確立、合成にも成功し1つは論文投稿した。本新規分子設計により得られた特異的な性質を元手として引き続き基礎研究に取り組み、さらなる応用展開を目指す土台が整ってきている。
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