研究成果の概要 |
ペアレントCpまたは1,2,4-トリ-tBu-シクロペンタジエニル (Cp‡)を支持配位子とする一連の新規配位不飽和多核ルテニウム錯体の系統的な合成手法を確立し、各種分光法とX線解析によりそれらの構造の詳細を明らかにした。さらにこれらの配位不飽和サイト上にパラジウム及び銅フラグメントをとりこんだ新規異種金属多核錯体が得られることを見出し、各種分光法とX線解析によりそれらの構造の詳細を明らかにした。これらのうちRu4Pd骨格を有する多核サイト上でメチレンユニットとアルキニル基との間の新たな炭素‐炭素結合形成反応が進行し、架橋プロパラギリデン錯体が生成することも見出した。
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