タンパク質間の詳細な相互作用解析には一般にセンサーチップをベースとした分析手法が活用されているが、この場合、タンパク質を固定化したセンサーチップをうまく調製できない場合があり、このことが解析の妨げとなっている。本手法では培養細胞の表層に標的タンパク質を提示し、その培養細胞の表層でそのまま相互作用解析を実施するため、センサーチップ上への固定化が困難なタンパク質についても解析を行うことが可能である。したがって本手法はこれまで詳細な相互作用解析データの取得が困難であった系に対して有効な解析手法になり得るものと期待される。
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