アポトーシス誘導法はがん治療法において重要視されている。我々が開発した光誘導RNA導入法と、アポトーシスを誘導するpre-miR-664aを組み合わせることで光依存的にアポトーシスを誘導できることを報告している。しかしながら、光誘導RNA導入法はin vivoでの使用が難しい。そこで、in vivoで高い安定性を保つラクトソームにpre-miR-664aと光増感剤を担持させることで、光依存的なアポトーシス誘導法の開発を試みた。その結果、光依存的にアポトーシスを誘導すること、pre-miR-664aを担持させることで光増感剤単独よりも高いアポトーシス誘導効率を示すことが明らかになった。
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