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2023 年度 研究成果報告書

天然物コネクティッド型分子の一斉合成と未開拓天然有機分子の能動的発掘

研究課題

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研究課題/領域番号 21K05290
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分37020:生物分子化学関連
研究機関京都薬科大学 (2023)
九州大学 (2021-2022)

研究代表者

友原 啓介  京都薬科大学, 薬学部, 講師 (40711677)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワード天然物誘導体 / 天然物様分子 / Ugi反応 / 非天然型アミノ酸 / 非天然型ペプチド / アンモニア-Ugi反応 / 天然物コネクティッド型分子
研究成果の概要

天然物抽出物は、構造的複雑性と多様性、およびユニークな生物活性を持つ天然有機分子の宝庫である。天然物抽出物のケミカルエンジニアリングは、天然物由来の天然物様分子を簡便かつ一挙に合成する手法として注目されている。本研究では、天然物抽出物の混合物を基質としたUgi反応を実施し、起源の異なる複数の天然有機分子が反応して同一分子に結合した天然物コネクティッド型分子群の新規合成法を開発した。さらに、いくつかの化合物が、プロテアーゼ阻害活性あるいはPANC-1膵臓がん細胞に対する細胞毒性を示すことを明らかとした。

自由記述の分野

有機合成化学

研究成果の学術的意義や社会的意義

夾雑系の天然物抽出物を天然物誘導体合成のための反応場として利用することは、操作および結果の煩雑さゆえに本質的に難しいと考えるのが常識であった。本研究では、反応の基質となる天然物抽出物をシステマチックに選定し、また反応系および精製方法を精密に設計・最適化することにより、天然物抽出物中の標的分子群のみを化学選択的に反応させて、新規の天然物コネクティッド型分子群を一挙に合成し簡便に単離することに初めて成功した。夾雑系の天然物抽出物が天然物誘導体合成のための反応場として利用可能であることを示した点に本研究の学術的意義があり、また創薬シーズ等の新規効率的合成法を提供した点に社会的意義がある。

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公開日: 2025-01-30  

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