研究成果の概要 |
糸満市大度海岸で採集した海洋ラン藻Okeania sp.からodookeanyne A, Bとokeaniamide A, Bを単離し、それらの化学構造式を明らかにした。次に得られた化合物について、3T3-L1前駆脂肪細胞を用いて評価した結果、odookeanyne A, Bとokeaniamide A, Bは脂肪細胞分化を促進することが明らかとなった。また、成熟脂肪細胞に蓄積したトリグリセリドの分解を促進する化合物として、デブロモアプリシアトキシンを得た。デブロモアプリシアトキシンは、成熟脂肪細胞の脂肪分解を促進するとともに、脂肪細胞の分化を抑制する可能性が示唆された。
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