研究成果の概要 |
本研究では,ホウレンソウの生殖形質関連遺伝子を効率的に同定するための研究基盤として、染色体スケールのリファレンスゲノム配列を構築した。雌株および高雄性間性株の交雑後代集団を用いて,リファレンスゲノム上に,雌花率(間性発現)制御に関わる3つのQTL(qFem2.1 , qFem3.1, qFem6.1 )をマップした.さらに,qFem2.1 と qFem6.1 は主働遺伝子(qFem3.1)に対する変更遺伝子として機能していることが示唆された. 抽苔性制御に関わる二つのQTL領域から見出されたFTホモログは,いずれも花成促進の作用を備えていることが強制発現株の解析から示唆された.
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