• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2023 年度 研究成果報告書

群生相化したサバクトビバッタの過酷な砂漠に対する適応戦略の解明

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 21K05627
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分39050:昆虫科学関連
研究機関国立研究開発法人国際農林水産業研究センター

研究代表者

前野 浩太郎  国立研究開発法人国際農林水産業研究センター, 生産環境・畜産領域, 主任研究員 (70600112)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワードサハラ砂漠 / サバクトビバッタ / 群生相化 / 相変異 / 適応
研究成果の概要

半乾燥地帯に生息するサバクトビバッタが混み合いに反応し群生相化するのは何らかの適応的意義があるかという生態学的疑問に答えるために研究に取り組んだ。とくに、卵、幼虫、成虫のそれぞれに発育ステージにおける環境ストレス(エサ、水、熱)への適応に着目した。野外調査と室内実験とを組み合わせて調査したところ、相変異が関与した生理学的および行動学的変化は砂漠ならではの環境への適応であることが示唆された。

自由記述の分野

応用昆虫学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究は、バッタ類の群生相化の適応的意義を環境ストレス耐性という観点から解き明かすため、長年にわたって謎だった大発生プロセスの一端を説明できることが期待される。また、全ての生物が普遍的に共有する「熱、水、エサ」に関するストレスに対する適応戦略について、基礎的ながらも斬新な知見が得られることが期待され、新たな課題を創出するなど将来の発展性も高く見込まれることから、本研究は、生物の適応能力を開拓するモデル研究として位置づけられる。

URL: 

公開日: 2025-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi