アジア初の第3の新興病原体Ophidiomyces ophiodiicolaを発見して、在来ヘビへの影響を評価した。国内流通過程にある外来種にOphidiomycosisが発生しているものの、在来種には自然発生例はなく感染実験も成立しなかったが、in vitro実験では在来種への感染性を確認した。また、Oo近縁の病原真菌Nanniziopsis guarroiとParananniziopsis spp(Pn)を発見し、各真菌の特異的検出法を確立して、国内浸淫状況を把握した。その結果、天然記念物シロヘビにおけるPn発症を確認した。病原真菌の在来種への負の影響を明らかにし、対策の必要性を示した。
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